東京で歯医者を開業するにあたって、気になるのは坪単価や相場観です。
費用がどのくらいかかるか、不安な人もいるのではないでしょうか?
あらかじめ相場を知っておくことで、開業資金の予算も立てやすくなります。
今回は、これから開業しようとしている人へ向けて、歯医者の坪単価や相場観を分かりやすく解説します。
東京で歯医者を開業!坪単価の目安は?
坪単価は物件によって変わるものの、全国的には坪単価35万円〜50万ほどが相場です。
しかし、東京は地方に比べて土地価格が高いと言われているので、多めに見積もっておくと良いでしょう。
坪単価は、広ければ高くなるというわけではありません。
面積が広くなると坪単価は安くなり、逆に面積が狭くなると坪単価が高くなる傾向にあります。
また、坪単価の相場観を知りたい時は、開業したい地域の物件をネットなどで3、4件ほど見るのもおすすめです。
内装工事費用の相場
内装工事にかかる費用は、30坪あたり1,000万円~1,500万円程度が相場です。
内装のデザインにこだわるほど、価格が高くなっていきます。
以下が、内装工事で行われる作業の一例です。
- 仮設工事(足場や養生、解体など)
- 建具工事(扉やパーテーションなど)
- 家具・什器工事(テーブルやソファ、受付のカウンターなど)
- 電気工事(照明やコンセントなど)
- 空調・換気工事(換気扇や空調機など)
- 防災設備工事(火災報知器やスプリンクラーなど)
- 仕上げ工事(床のクロスや塗装など)
- 諸費用(運搬費や設計料、現場管理費など)
工事の内容は、業者から渡される見積書に細かく記載してあることがほとんどです。
業者に任せっきりにするのではなく、自分でも見積書をよく確認しましょう。
見積書について分からない点があればそのままにせず、その都度質問して解決することが重要です。
費用を抑える方法は?
歯医者を開業する際は内装工事だけでなく、医療機器や賃料などにも費用がかかります。
他の診療科目に比べて、歯医者の開業時の費用は高いと言われることも少なくありません。
その中でも、内装工事の費用を少しでも抑えたい場合の方法は主に2つ。
1つ目の方法として、設備や工事のグレードを下げたり、最低限の工事のみで済ませたりというやり方があります。
しかしこの方法では、当初のイメージとかけ離れた内装になる危険が高いため注意が必要です。
そこでおすすめなのは、いくつかの業者から見積もりを取って比較し、納得のいく価格の業者を選ぶという方法。
この方法であればより安い業者を選んで依頼できるため、内装デザインのイメージを崩さずに済みます。
また、他社の見積もり価格を提示することで、値下げ交渉もしやすいでしょう。
歯医者の坪単価と相場観を知っておこう
ここまで、歯医者の開業における坪単価や相場観をご紹介しました。
坪単価や相場観を把握しておくことで、実際に行動に移した時に費用のギャップが少なくなります。
費用が高くなりやすいと言われている歯医者の開業だからこそ、ここは慎重に考えたいところ。
工事費用も抑えつつ、あなたが考える理想の歯医者を目指してくださいね。