病院やクリニックの内装を、患者さんやスタッフが居心地の良いデザインにしたいとお考えではないでしょうか?
今回は、居心地の良い病院やクリニックにするための内装デザインのポイントをご紹介します。
ポイントさえ分かれば、どういった内装デザインにすれば良いかが見えてくるでしょう。
居心地の良いクリニックにするためのポイント3つ
病院やクリニックの居心地を良くするために、押さえておきたいポイントは3つです。
より鮮明にイメージしやすいように、具体的な例も交えてご紹介します。
内装デザインの際は、ぜひ参考にしてみてください。
ポイント1:患者さんやスタッフに優しい動線計画
患者さんにもスタッフにも優しい動線計画を考えることが、居心地の良い病院やクリニックを作るポイントです。
それぞれが動きやすいデザインをすることで、より素早い診察や処置が可能になるでしょう。
患者さんに対して優しい動線を考えるべき箇所は、以下の通り。
- 玄関から受付
- 受付から待合室
- 待合室から診察室
また、スタッフの動線を考えておきたい箇所は以下です。
- 受付からスタッフルーム
- スタッフルームから診察室
- スタッフルームから処置室
上記はあくまで一例です。
紹介した箇所以外にも思いついた部分があれば、ぜひデザインに取り入れましょう。
ポイント2:患者さんの心理に寄り添ったデザイン
居心地の良い内装デザインを目指すなら、患者さんの心理に寄り添うことも重要なポイント。
患者さんの中には「早く帰りたい」「知り合いに会いたくない」という気持ちを持ちながら、病院やクリニックを訪れる人もいます。
知り合いに会いたくない人へは、プライバシーを守るためにパーテーションを導入したり、個室を作ることで対応できます。
早く帰りたい人には、スムーズに受付や診察ができる通路の流れを作るなどの方法などが有効です。
上記で述べたもの以外にも、診療科目によって様々な心理が隠れているでしょう。
病院やクリニックに通う患者さんの心理についても考えながら、デザインを決めてみてくださいね。
ポイント3:ユニバーサルデザインを取り入れている
内装にユニバーサルデザインを取り入れることで、グッと居心地の良さがアップします。
ユニバーサルデザインとは、文化や年齢などを問わず、多くの人が利用しやすいように配慮されたデザインのことです。
実際にクリニックや病院で使われている、ユニバーサルデザインの一例をご紹介します。
- 大きな文字での案内表示
- 点字での案内表示
- 手すり
- トイレにベビーベッドや子供用の便座を設置
- 多言語音声での案内
- 待合室のイスの高さを低くする
- 転んでも怪我をしにくい床材
上記のようなデザインや設備を取り入れることで、バリアフリーよりもさらに多くの人にとって居心地が良い空間になるでしょう。
内装デザインでクリニックや病院を居心地の良い場所に
本記事では、居心地の良い病院やクリニックにするための内装デザインのポイントを3つご紹介しました。
内装デザインを少し工夫するだけで、患者さんにとってもスタッフにとっても居心地が良い空間になります。
今回ご紹介した3つのポイントを押さえて、納得のいく内装に仕上げましょう。