これから病院やクリニックを開業予定の人で、見積もりの取り方に悩んでいる人はいませんか?
見積もりを考えているなら、相見積もりを取るのがおすすめです。
相見積もりとは、いくつかの業者から見積もりを出してもらって比較・検討をすることを指します。
なんとなく大変そうに感じますが、うまく活用すればより良い条件で工事を進めていけるでしょう。
そこで今回は、相見積もりの取り方や断り方、メリットなどを解説します。
相見積もりのメリットは?
相見積もりをして複数業者を比べることで、より良いサービスや費用の業者に仕事を任せられるというメリットがあります。
場合によってはそれぞれの業者が価格競合し、通常よりも安い価格で請け負ってくれる場合も。
また、複数の業者の見積もりを取ることで、価格相場などを理解できるのもメリットといえるでしょう。
価格相場を理解することで、納得して業者へ仕事を任せられます。
これで安心!相見積もりの取り方
続いて、相見積もりの取り方をご紹介します。
業者と良い関係を築くためにも、これからご紹介する内容を覚えておきましょう。
3〜4社から見積もりを出してもらう
見積もりを取るのは、3〜4社程度がおすすめ。
なぜかというと、2社では比較対象が少なく、5社以上になると断りの連絡を入れるのが大変になるからです。
また、多すぎると価格相場を導き出すのがかえって難しくなってしまうこともあります。
よほどの理由がない限り、3〜4社から見積もりを出してもらえば十分に比較できるでしょう。
同じ条件で見積もりを取る
相見積もりを取る時は、どこの業者でも同じ条件で見積もりを出してもらってください。
それぞれで条件の違う見積もりを取ってしまった場合、比較ができなくなってしまいます。
同条件で見積もりを取った後は、プラスアルファのサービスの有無や施工内容、価格などを比較していきましょう。
相見積もりであることを伝える
マナーとして、どの業者にも相見積もりをしていることを伝えましょう。
もしも相手が相見積もりのことを知らずに準備を進めていた場合、急に断ってしまっては迷惑をかけてしまいます。
伝えるタイミングに迷ったら、見積もりの依頼をする時がおすすめです。
バッティングさせない
打ち合わせや見積もりに来てもらう場合、複数の業者がバッティングしないようにしましょう。
1度に見積もりが終わって良いと感じるかもしれませんが、これはマナー違反です。
同業者が同じ空間にいるのは気まずいうえに、比べられているようであまり良い気がしません。
中には、バッティングした場合は見積もりを断る業者もいます。
もしも同じ日に複数の業者を現地に呼びたい場合は、確実にバッティングしないように計画を立てる配慮が必要です。
他社と比べた値段交渉はNG
他社の名前や金額を提示して値段交渉をするのも、相見積もりのマナーに違反しています。
例えば、あなたが相手の業者だとしましょう。
様々な事柄を踏まえて見積もりを出した後に「○社は〇〇円だったのですが、もう少し安くなりませんか?」と言われたら、あまり良い気はしないはずです。
安すぎる・高すぎる場合は注意
相見積もりをする時は、値段だけで決めるのは危険です。
ただ安いだけならありがたいですが、場合によっては後から金額が上乗せされたり、工事のグレードを下げられていることもあります。
また、高すぎる場合も注意が必要です。
相見積もりを取った際に、他の業者と比べて価格に大きな差がある業者は、見積書をじっくり見直してみてください。
どうしても不明な点は、業者に直接確認してみるのも良いでしょう。
相見積もり後、業者を決めた後の断り方
1つの業者に決めた場合は、必ず他の業者へ断りの連絡を入れましょう。
どこの業者も、時間を割いて見積もりを出してくれたはずです。
断りの連絡を入れる時は、見積もりを出してくれたことへの感謝の気持ちをしっかり伝えるようにしてくださいね。
最後まで、丁寧なやりとりを心がけましょう。
相見積もりをして病院やクリニックの開業を成功させよう
手間はかかるものの、その分いくつものメリットがあるのが相見積もりです。
今回ご紹介した相見積もりの取り方とマナー、断り方を覚えておけば、病院やクリニックを開業するときに役立ちます。
より好条件で・より安心できる業者に施工してもらうためにも、相見積もりを行いましょう。